ネイルにしても何にしても、どこかで働く際には基本的には面接が必要になります。
一般企業の面接には慣れていた私でも、ネイルサロンの面接前は内容が未知でとても不安になりました。
本記事では、私の実体験をもとに就職時の面接に必要なことや基本的なマナー、気を付けるべき点についても解説していきたいと思いますので、面接前の方、ぜひ参考にしてみてください!!
この記事がおすすめな人:
・ネイリストの面接とはどういうものか知りたい
・実際面接に受かった人の体験談が聞きたい
・ネイリスト面接前で不安、何を準備すべきか知りたい
・ネイルサロン面接に合格するには何に気を付けたらいいか知りたい
いくつになっても面接って緊張するわな
一般的なネイリストの面接の流れ
ネイリストの面接は基本的に質疑応答と技術チェックの2段階構成であることが多いです。
一般的な面接の流れとしては、
・ネイルサロン到着
・挨拶
・自己紹介や質疑応答
・技術チェック
・ネイルサロン退室
実際私もこの流れで面接を受けました!!
普通の企業の面接だと選考の流れや面接の簡単な内容などがあらかじめ連絡されたり公開されていたりするのですが、ネイルサロンは本当に多種多様なので面接の詳細な内容はやはり実際受けてみないとわからないことが多いです。
だいたい1日で終わるサロンが多い印象がありますが、技術チェックは別日に行うサロンもありますので、事前にもし詳細が送られてきていたらしっかりチェックしましょうね。
【実体験】私はこうやってネイリスト面接に受かった
私がネイルサロンでの面接に実際に受かった時の体験を、時系列順にご紹介していきます!!
面接前の準備①~技術とネイルチップ作成~
私は実は面接にたどり着くまでにめちゃくちゃ苦労した人間でした。
面接にたどり着いたころには疲弊しきってはいたものの、これを逃すともう面接してもらえるチャンスなんてないのかもしれない!と思い準備はしっかりしていきましたね。
面接前に採用担当の方(のちに私がお世話になる店長)から聞いていた内容は以下の通りでした。
・面接と同時に技術チェックも行う
・ジェルのオフ、ドライケア、フレンチをチェックする
・必要な道具は持ってくるように
・ネイルチップもあるなら見たい
これを見た私、疑問と不安だらけに。笑
(心の声)
まってまって未経験やし技術チェックされるような技術ないで!?
ドライケアってマシン!?マシン授業で1回しか使ってないで!?
ネイルチップてなに!!!なんでもええのん!!!???
既に疲弊していた私はこんな状態で面接なんて受けていいの!?と不安になったのと、せっかく面接に行っても求められているレベルが違いすぎた、なんて事態になればいよいよ自尊心を失いそうだったので、事前にこれらの疑問はしっかり質問しておきました。
プッシャーを用いたケアやファイルを用いたオフはできますが、
マシンを用いた経験はスクールで1回だけです。
それでも問題ございませんか??
はい!ではお待ちしてますね!
技術に関しては一応この感じでもチェックしてもらえる土俵には立ってるのね、と一安心。
面接まではあまり時間がなかったものの、オフ、ケア、フレンチについて習ってきたことや練習してきたことを必死に自分の手で復習しました。
そしてもう一つ残る疑問、「面接に必要なネイルチップとは」問題が残っていました。これについては質問する前に自分で調べる必要があるな、ということで一度調査することに。
調べた結果得られた情報は以下の2点
・デザインに決まりはなく、なんでも良い
・デザインは複数あると良い
なー待って情報少なすぎん!?サイズとか色とか本間に何でもええの!?
受かりやすいデザインとかないの!?泣 もっとヒントください。泣
度重なる書類落ちですっかり自信を無くしていた私はネットの情報だけではイマイチ確信が持てず、誰かに直接相談したい気持ちになりました。
採用担当の店長に聞いてみても良かったのかもしれませんが、それはなんだか自分が無知を晒すようで恥ずかしくてできず、、、。(実際はそんなことないですよ!)
悩んだ末あることを思い出しました。そう、卒業したスクールの就職相談です!!
私が卒業したスクールで、は卒業後も就職について聞きたいことがあれば気軽に質問できるというありがたすぎる環境が用意されていました。
先生!お久しぶりです!!これからネイルサロンの面接なのですが
ネイルチップが必要と聞いて困っています!!
もしよければおすすめのデザインなど教えてください!!
わー!ねいるさん、おひさしぶりです!
チップは頑張ってたくさん作りましょうか!
最新のトレンドや定番のニュアンスなどバランスよく入れましょう!
もし添削が必用だったら持ってきてもらってチェックならできますよ!!
先生、優しすぎませんか。泣
しかもチェックまでしていただけるというありがたさ。
残念ながら距離が遠く実際見てもらうことは断念しましたが。
先生の返信は簡単にまとめていますが、実際は本当に丁寧に長文でのアドバイスを頂けました。もちろんしっかりとお礼はのべ、サロン就職がきまった際もすぐに連絡してお礼を言いました!!
これやからネイルスクールに行って良かったなと感じるんです私は(ネイルスクール愛にあふれる記事詳細はこちら)
話を元に戻しまして、結局面接にもっていくネイルチップのポイントとしては
・できるだけ頑張ってたくさん作る
・最新のトレンドや定番など、デザインは偏らないように満遍なく
・サロンから指定がなくても、持っていくのがおすすめ
・下手かどうかより熱意とやる気を詰め込む
スクール時代の先生の意見とサロンワークを通じて私が感じた意見をまとめた内容になってます。
実はネイルチップはサロンによっては持参を指定されることもあれば持参を指定されないこともあります。
しかし、ネイルチップというのは自分の技術レベルに加えてどれだけ自分がネイルにたいして愛情があるか、ネイルが好きか、どれだけ努力家なのか、など結構プロが見たらいろんなものを汲み取ることができるんです。
やっぱり頑張って作ったチップというのは上手い下手に関係なく魅力がありますし、かなりアピールポイントとして活用しやすいです。
採用ご担当者様も未経験であることはわかっているのでプロレベルの100点のチップなど求めていません。(できるならもちろんそれに越したとはないですよ!!!)
不安でも大丈夫です。とにかく一生懸命作りましょう!!
面接前の準備②~志望動機~
技術部分だけでなく、しっかり志望動機についても考えておきました。
そのためにも、応募したサロンの情報は可能な限り収集しました。
そのサロンは何が得意なのか、どこを重視しているのか、どういう雰囲気のサロンなのか。
もちろん行ってみないとわからない部分は多いのですがそれまでにある程度予測をしておくことはできます。
・求人情報
・求人情報に乗っているお店の情報
・予約サイトの検索
・SNSの検索
・インターネットや口コミサイトの検索
文字にならべてみるとネトストみたいでなんだか怖いですね。笑
しかしネイルサロンというのはたくさんの経路からお店の情報を集めることができるので、志望動機に盛り込む内容を考えたり、本当に自分が働けそうかを予測しておくにはぜひできる限りの情報は自分で探して理解しておくことをおすすめします。
面接当日①~質疑応答~
実はネイリストになるまで2回しかネイルサロンに行ったことのなかった私。
もはやネイルサロンに行くこと自体が緊張でしたが何とかネイルサロンにたどり着くことができました。
時間は早すぎてもダメだし遅れるなんてもってのほかなので、ぴったり5分前に到着しました。
面接時は必ず時間厳守。早くてもせめて5分前に到着するように!
店長はわざわざ営業時間後に時間を作ってわたしを待ってくれていたのです。というわけで店内は私と店長だけ。緊張。
まずは簡単に質疑応答がありました。内容としては
・持っている資格についての話
・勤務時間の話
・出身地の話 などなど
がちがちの志望動機やガクチカのようなものは聞かれなかったです!
これはもちろんサロンによりますので、どこのサロンに行くにしても志望動機はやはり最低限聞かれたらこたえられるように準備しておくことはお勧めします!
ここでこちらからも質問をする時間を設けてもらえることがおおいです。
というか私にもあったかもしれないのですが、すみません、緊張しすぎて忘れてしまいました。。。
しかしもし今面接を受けるならば確認したいことは必ず聞きますね、ここですべて。(私がサロン就職時に気にしていることはこちら)
面接当日②~技術チェック~
さて来ました緊張の技術チェック、、、!店長の手を使って技術チェックを行っていただきました。
ヒッ。緊張するっ!
と思ったのですが、結構技術チェックの際は面接ご担当者様のお手元をお借りすることが多く、一般的なのかなと今では感じています。
その方がチェックする側からするとよく確認できますもんね
技術チェック中は必死でしたが、そこでも店長が気さくに話しかけてくださったため、私も楽しくお話しつつ、焦りつつ、緊張しつつあっと言う間に技術チェックが終了しました。
ちなみにアセトンを巻く時間や削りの程度などは当時よくわかっていなかったのですが、その都度店長に聞いてしまうか、もしくはあまりに困った私の空気を読み取り店長が優しく教えてくれながら進めることができました。
今思うと面接の時点で店長の優しい人柄が伝わる場面がたくさんあったなと思います。
当時のわたしは本当に緊張してそんな余裕はなかったのですが、これから面接を受けられる方はぜひお店やネイリストさんの雰囲気をしっかり確かめる場にしてもらいたいです。
うん!全然見込みありそうなので私としてはぜひ
お店で働いてもらいたいです!!
もしほかの店の面接とかあったら…
ぜひ働かせてください!!よろしくお願いします!!!!
私にはあとがなかったので食い気味に働く!と答えましたが、もちろん面接予定がほかにも入っている方であれば採用のお話をいただいてもしっかりと状況はお伝えする様にしましょうね!!
面接の中で嘘は絶対についてはいけませんよ!!
面接後
面接が終わって退店するときと、できれば退店した後のメールでも、お時間をいただいたことへの感謝を述べましょう。私も実際感謝を述べました、心の底から。
もし採用ご担当者様がネイリストであった場合、日々の業務の時間をわざわざ割いて空けてくださるわけです。
面接の1~2時間がなければお客様の接客に入って数千円~1万円強の売り上げを上げていたかもしれませんし、営業時間外であれば本当はすでに家に帰って休むことができていたかもしれません。
面接を行う側のネイリストは本当に忙しい中、とても貴重なお時間を割いてくださり、何なら面接前後の時間だってメールのやり取りなどで拘束されます。
面接に受かるコツとかそういうことではなくて、人として感謝を述べるのは当たり前かなと思います。
結局面接では何を見られていたのか
今の私が思う、面接ではここを見られていたんじゃないかな、という点がありますので、まとめます。
・最低限変でおかしな奴じゃないか
・やる気があるのか、努力できる奴なのか
極端な話この2点が最も重要なのだと思います。加えるとしたら「ネイルや美容が好きか」も見られている可能性は非常に高いのですが。
何故かというと、ネイリストを長く続けられる方ってみなさん本当に努力家だからです。もう努力とストイックの鬼だらけです。
技術は日々磨かないとすぐにすたれるし、加えて新しい技術はどんどん生み出されるし。
お店側にネイリストとしてふさわしいと感じてもらうには、やはり努力家でありしかり成長できる見込みがあることを感じてもらえなければなりません。
最低限おかしいかどうかは時間を守れるかとか、ちゃんとため口じゃなくて敬語が使えるかで分かりますし、やる気や努力は技術チェックやネイルチップをみたり、これまでネイルについて勉強してきたことがあるならば、それを聞いたらわかります。
あとやはりネイリストは美容に関する職業なので、服装やメイクなどの見た目は可能な限り整えていくことが大事です。可能な限り。
私がおすすめする面接の心構え
たくさん気を付けたほうが良い点について述べたり、私が緊張しまくっていたことを書き綴ってきましたが、面接に行くときにおすすめの心構えがあります。
それは、面接に行くときは「自分が評価される」という気持ちよりも「憧れのサロンの人とお話をしにいく」という気持ちでのぞむ、ということです。
なんなら自分だって、ネイルサロンのことを、自分が働くのにふさわしい場所かを評価する必要があります。
こう思うと不安だった面接が楽しみに思えてきたりします。
ネイルサロンの面接がただただ不安で緊張する場になるのではなく、しっかりとご自身に合ったサロンを見つけられる場になると良いですよね♪
未経験の私がネイリスト面接に受かったときの実体験のまとめ
本記事では私が初めてのネイルサロンで面接に受かったときの体験をご紹介し、さらに面接で大事なんじゃないかなと思うことをご紹介していきました。
ポイントをまとめますと、
わたしはたくさん準備して運よくうかりましたが、サロンとの相性だって大事です。
どれだけ準備しても落ちることだってありますが、必ずしもご自身が悪い、未熟すぎるためということはないです。努力したならば認めてくれるところは必ずあります。
しっかり準備をして面接を受け、皆さんが行きたい本当に相性の良いサロンを見つけられることを願っております!!頑張りはきっとどこがで評価されますからね!!!!
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