「ジェルネイルって爪をいためるの?」
「ジェルに興味があるけど爪が薄くなるなら怖い」
「定期的にお休みしないといけない?」
こんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事ではプロのネイリストであり、且つ化学者でもある私が、ジェルが爪をいためるのかどうかに関して解説をしていきます。
すでにジェルネイル経験者の方も、これからジェルに挑戦してみたい方も、ぜひこちらの記事を参考にしてみてくださいね!
ジェルネイルって爪をいためるの?
ジェルネイルをする際に爪がいたむかどうかは、サロンやネイリスト、お客様の爪の性質によります!
なんでかって言うとジェルネイルの塗り方ってサロンの方針や何ならネイリストの方針、さらにはジェルの種類で変わるからなんです!
そして実は同じ塗り方をしていても、ある人は問題なく継続できるが、ある人はとても爪が薄くなると感じることもあります。
しっかりとした知識と技術のあるネイリストが施術するのであれば、短期間でいきなりそんな極端にひどい状況になることはないはずです。
ただし、ジェルを塗るための準備としてかる~~~~く表面を毛羽立てるように、スポンジのやすりを爪の表面に当てることはよくあることです。
正しい知識と技術を持つネイリストが施術を行うのであれば、ジェルネイルで意図的に表面を軽く毛羽立てることはあっても、いきなり爪がボロボロになることはほとんどない!!
ジェルネイルで軽く爪を毛羽立てるのはなんで?
一般的にジェルネイルを塗る際、スポンジのようなやすりでかる~~~~くきずをつけるのは、ジェルネイルの持ちをよくするためです!!


例えばつるっつるの雪道の上を普通のスニーカーで歩くと、引っ掛かりがなくてつるつると滑ってしまいますよね?ピンや金具のついた雪道用の靴をはいて滑りにくくするはずです。
さてこのピンや金具はつるつるの表面を傷つけて入り込むことでしっかりと表面をとらえることができるんですね。
イメージとしてはその現象と同じです。お爪の表面を毛羽立てることでジェルを入り込ませ、しっかりとお爪の表面をとらえられるようにしているわけです。
ただしミクロな世界なのでそんなに深く傷をつける必要はありません。かる~~~~くで良いのです。
せっかくのジェルネイル、しっかり長持ちさせるために意図的に小さな小さな傷をつけることはよくあるということです。
継続することで爪は薄くなりつづけるの??
ジェルネイルを継続していくと、必ずしも爪は薄くなり続けるかというと、答えはNOです!
何故かというと爪は常に生え続けていて、同じ個所をずっと毛羽立たせ続けるわけではないためです。
手の爪の生え変わり周期は、3~6か月
ジェルネイルの取り換え周期は、約1か月
3か月~6か月でお爪が完全に生え変わるので、1か月でお爪全体のうち1/6~1/3の長さ分は新しいお爪が存在している状態になります。

常に新しいお爪のゾーンは生えて伸びつづけているため、同じお爪にずっとやすりを当て続けるわけじゃないんですね。
ジェルネイルのせいで爪がボロボロになった!なんで?
個人の状況にもよるので断定はできませんが、おそらく施術者の技術によるところが最も大きな原因かと思います。
・ジェルオフの際に必要以上にマシンで爪を削っている
・ケアの時に使用する道具で爪の表面まで傷つけてしまっている
・ジェルを塗る前に付ける傷を必要以上に深くつけている
これらはしっかりと技術のあるネイリストであれば問題ないのですが、未熟なネイリストはやってしまったりするんですね。
実は私自身もサロン内で練習台になったことがあるのですが、マシンでゴリゴリに削られてしまったこと、あります。泣
まあでもサロン側の私の爪で技術が上達してくれたらそれでいいんです。お客様に施術に入るまでにしっかりとした技術を身に着けてもらうことが重要ですからね!!
そして次に考えられる理由としては、アセトンとお爪の相性が良くない、ということです。
また、正しくジェルネイルを楽しんでいただくために、お客様にも気を付けていただきたいことがあります。それは、
ジェルが浮いても絶対に自分で無理やりべりっとはがさないでください!!
これをやってしまうと、ジェルと一緒にお爪の最表面の層が持っていかれてしまい、一気にお爪が薄くなります!!
しかも一度薄くなってしまったお爪は、3か月~6か月は元の厚さには戻れないんです!!!
定期的なお休みは必要?
ジェルネイルに定期的なお休み期間というのは、絶対に必要なもの、というわけではなさそうです。
私が働くサロンにいるネイリスト歴20年近くの先輩ネイリストさん。ネイリストを始めてから一度もまとまったオフ期間を設けたことがない、とおっしゃっていました。
ちなみに私も早数年、ずっとジェルネイルをのせ続けています。
ただしジェルを載せ続けるということはやはり何ものせていない状態とはお爪の表面状態も異なります。
あらゆる理由でジェルネイルによりお爪が薄くなったと感じていて、素のお爪に一度戻したいんだ!!!という方はお休みすると良いと思います。
お爪を完全に素の状態に戻すには3か月~6か月必要
たまに、爪を痛めたくないから2週間だけお休みする!等短期間のお休みを検討する方がいますが、本質的には意味のないことだと私は考えています。
休んだ期間で伸びた分だけ素の新しいお爪の割合が増えるだけです。一度薄くなった部分のお爪は再度分厚くなるなんてことはないです!!!伸びきって切らない限りは復活はできません。

どうしてもやすりで傷をつけたくない!そんな時は
ジェルを変える、もしくはジェルの塗り方を変えると、やすりで傷をつける、という工程を省くことはできます。
・ノンサンディングジェルを使用する
・フィルインという塗り方に変える
ノンサンディングジェルとは、やすりで傷をつけなくてももちが良いですよ~というジェルのこと。
フィルインとは、ジェルを変える際、薄ーくジェルをお爪の上に残した状態で新たに塗り替えていく、という手法です。ジェルが常にお爪に載っている状態なので、素のお爪がやすりに触れる機会はなくなります。
ただし大前提、どのような手法であれジェルネイルというのは爪上で化学反応を起こすもの(反応の詳細はこちら)、ということは理解しておいていただきたいです。(まあ細かい話をすると世の中の現象はすべて化学反応なんですけどね!)
「やすりで傷をつける」という工程があってもなくても、言ってしまえばお爪に人工的に作った合成樹脂を付着させる行為。ジェルネイルを始めた時点で、素のお爪とは異なる表面状態になることは免れません。
ならいっそやらないほうがいいのか?いいえ、正しい知識と技術を持ったネイリストが、施術すれば良いんです!!!だからこそネイリストは技術者なんですよ~^^
ジェルネイルって爪をいためるの?化学者ネイリストが解説。のまとめ
本記事ではジェルネイルが爪をいためるのかどうかについて解説をしていきました。
- 間違った扱いや未熟な技術により爪が不必要に傷つくことはある
- ジェルネイルは化学反応。どうしても素の爪の表面状態とは異なる状態になる
- 正しい知識と技術のあるネイリストであれば、不必要に傷をつけることはない
- もし薄くなったと感じたら、耐えて伸ばして切るしかない
ジェルネイルというのは正しい知識と技術が本来必要なのです。
信頼できるプロのネイリストに施術してもらうことを一番おすすめします。
こちらの記事がジェルネイルを正しく理解するための参考になればうれしいです。



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