マニキュアのうすめ液とは。薄め液の成分と使い方を解説

ネイル技術

なんかマニキュアが買ったすぐよりドロドロしてんな〜

昔買ったマニキュアを久しぶりにあけた時や、長くマニキュアを使っていると、だんだんとマニキュアが硬くなったり、ドロドロになっていくことがあります。

そんなときに便利なのが薄め液(うすめ液、ソルベント、シンナー)と呼ばれるマニキュアをうすめるアイテム。

本記事では、マニキュアの薄め液について、化学者ネイリストの私がその成分や、プロ目線での正しい使い方をご紹介します!

薄め液を知って使いこなすことができたら、お気に入りのマニキュアを長く使えるだけでなく仕上がりもぐんと良くなりますよ!

マニキュアの薄め液(うすめ液)とは

マニキュアの薄め液とは、開封後に粘度が上がりドロドロになったり硬くなったネイルラッカーの濃度をうすめ、再生させる液体のことです。

別名ソルベント(solvent)、もしくはシンナー(thinner)とも言います。

化学者
化学者

ソルベントは英語で溶剤、

シンナーは英語で薄め液、

っていう意味があるで〜

マニキュアの濃度を調整する目的で使用するので、粘度が上がり硬くなったマニキュアだけでなく全てのマニキュアに使用することができます。

つまり、全てのマニキュアを自分の好きな濃度に調整することができるということです!

マニキュア薄め液は、マニキュアを薄めて使いやすくするために使うもの!

マニキュア薄め液の構成成分とマニキュア復活の原理

マニキュア薄め液の主な構成成分は酢酸ブチル酢酸エチルイソプロパノールなどです!

これらの成分は、マニキュアを構成している主成分でもあります。

元々マニキュアというのは、酢酸ブチル、酢酸エチル、イソプロパノールなどの溶媒の存在のおかげでお爪に塗りやすい粘度の液体として存在できています。

一言で表すと、マニキュアはこれら溶媒と樹脂成分の混ぜ物なのです。

お爪に塗布した後は、これら溶媒が揮発することによってお爪の上に樹脂成分がのこり、硬くてツヤのある膜が形成されます。

揮発とは:通常の温度で液体が気体になって、空気中に飛んで行ってしまうこと

お爪の上だけでなく、容器の中であったとしても蓋と容器の間にわずかな隙間ができていれば溶媒は揮発してしまったり、長く使っていると使用中のわずかな時間でもどんどん溶媒が揮発していってしまい、樹脂成分が濃くなる結果、マニキュアは硬くドロドロになってしまいます。

化学者
化学者

お爪に塗布して乾かすのとおんなじことが

意図せず容器の中でも起こってしまうねんなー

そこで、溶媒の少なくなったマニキュアに、少なくなった分だけ薄め液を足すことで、購入時と同じ濃度になり、マニキュアは復活するというわけです。

マニキュアの薄め液の主な構成成分は酢酸ブチル、酢酸エチル、イソプロパノール

マニキュア薄め液の使い方

マニキュア薄め液の使い方は、以下の通りです。

  1. マニキュア容器に3~5滴程度薄め液を垂らす
  2. マニキュア全体が良く混ざるように容器を転がして混ぜる
  3. 好みの濃度にならなければ、さらに薄め液を足す

要するマニキュア容器内に垂らして混ぜるだけなので、非常に簡単です!

プロはこう使う!マニキュア薄め液の活用法

マニキュア薄め液の活用法は、古くて硬くなったマニキュアを再生するだけにとどまりません。

・濃度の濃くなったマニキュアを薄める
・自分の使いやすいようにマニキュアを薄める
・固まったブラシを洗う

それぞれについて詳しくご紹介します。

濃度の濃くなったマニキュアを薄める

薄め液の最もポピュラーな使い方は、古くなったマニキュアに数滴たらすことで元の濃度に薄めて復活させる方法です。

古くなったマニキュアでなくても、使用頻度の高いマニキュアであれば蓋を開けている時間が長くなり、溶媒は揮発しやすくなるため、薄め液を活用して塗りやすい濃度を保つことがおすすめです!

自分の使いやすいようにマニキュアを薄める

マニキュアの薄め液は、何も使用後時間がたったマニキュアにだけ使用できるわけではないのです。

元からとても濃度が濃く、塗りづらいな~と思うマニキュアにも使用でき、自分好みの濃度のマニキュアを作成することもできるのです!

粘度が高いマニキュアというのは一般的に乾きが遅くなりやすく、気泡も入りやすいため、ある程度サラサラしているマニキュアの方が何かと使い勝手が良いこともあります。

ネイリスト
ネイリスト

私も綺麗にマニキュアを塗りたいときは割としゃばっしゃばにするかな。

そのほうが塗りやすくて。

また、濃度が薄い方がアートの際かすれにくく、使用しやすかったりします。

もちろん粘度の濃いマニキュアも発色が良い、ぷっくり感が出せるなどのメリットがあるので、ご自身の都合に合わせて濃度を調整してみてください!

固まったブラシを洗う

マニキュアの蓋と一体となっているブラシ(刷毛)についても、長時間外に出していたり、古くなっていると固まっていることがあります。

ネイリスト
ネイリスト

マニキュアのブラシは液体を含むことができる量も少ないから、

気を抜いてると意外とすぐ固まってまうで!

そこで、ブラシを薄め液で洗うことによって、ブラシにこびりついた樹脂を溶かすことができ、ブラシが復活するのです。

薄め液を使う際の注意事項

マニキュア薄め液を使用する際はいくつか気をつけるべき注意事項があります。

・必ず換気環境下で使用する
・新品のマニキュアに多量に使用しない
・マニキュアとまぜるときは静かに転がすようにして混ぜる
・一度使い始めたら定期的に使用する

それぞれについて詳しくご紹介しますね!

必ず換気環境下で使用する

薄め液の主な構成成分である酢酸エチル、酢酸ブチル、イソプロパノールは揮発性溶媒です。

つまり、目に見えていなくても容器の外に出た瞬間から空気中に飛んで行ってしまいます。

これを多量に吸ってしまうと、あまり良いことはありませんので、できればマスクをつけ、必ず換気環境下で用いるようにしましょう。

化学者
化学者

ゆうて1回の使用量自体は少量やから、

しっかり喚気してたら問題なくつかえるで!!

新品のマニキュアに多量に使用しない

酢酸エチル、酢酸ブチル、イソプロパノールは、容器の中でも揮発しています。

マニキュア容器内でも薄め液は揮発する

容器が完全に密閉されている場合、揮発した溶媒は容器内の限られた空間に出ていくことしかできません。

とくに新品のマニキュアに関しては、空いている空間小さいので、揮発した溶媒はいっぱいいっぱいになり、最悪容器が破裂します。

そのため、新品や使い始めてまもない、容器内に空気があまり存在しないようなマニキュアに対しては、薄め液は多量には使用しないようにしましょう。

マニキュアとまぜるときは静かに転がすようにして混ぜる

薄め液と容器内のマニキュアを混ぜるときは静かに転がすようにして混ぜるようにしましょう。

シャカシャカと力づくでふってしまうと気泡がかみやすくなり、お爪に乗せた時に気泡が入ってしまい、仕上がりに影響しやすいです。

降ってまぜる、というより転がすようにすることを意識することがおすすめです!

一度使い始めたら定期的に使用する

硬くなってしまったマニキュアに一度薄め液を使い始めたら、定期的にそのマニキュアには薄め液を使用するのがおすすめです。

なぜかというと、一度硬くなってしまったマニキュアは割と早くまた濃度が濃く戻ってしまうことが多いためです。

ネイリスト
ネイリスト

これはネイリストとしての経験上学んだことなんやけどな!

マニキュアのうすめ液とは。薄め液の成分と活用法を解説のまとめ

本記事では、マニキュアの薄め液の成分や、使用法と活用法などをご紹介してきました。

・マニキュアの薄め液は、マニキュアの濃度を薄めるために使う
・主な成分は酢酸エチル、酢酸ブチル、イソプロパノール
・揮発性溶媒のため、使用には注意が必要

この記事を参考に、便利な薄め液を使いこなし、ネイルを楽しんでください!

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